湿地埋め立てで住民ら提訴=京急相手に−横浜地裁(時事通信)

 神奈川県三浦市の北川湿地が埋め立てられ貴重な生態系が消滅するとして、周辺住民や自然保護団体が19日、工事の事業主である私鉄大手の京浜急行電鉄(東京都港区)を相手取り、残土処分場の建設工事差し止めを求める訴訟を横浜地裁に起こした。原告団は「固有の生態系は『自然の権利』を有している」として北川湿地自体も原告団に加えた。
 訴状によると、京急電鉄は2009年7月から16年12月にかけて、三浦市初声町三戸に建設工事に伴って発生する土砂を埋める処分場を建設するとしている。
 原告団によると、北川湿地は周辺斜面を含めて約19万平方メートルと神奈川県の平地性湿地としては最大規模。国の絶滅危惧(きぐ)種として環境省のレッドデータブックに記載されているメダカ、ラン科のマヤラン、ナギランなど約100種の希少生物が生息するとしている。
 原告団は「北川湿地には数え切れないほどの生き物が生息している。環境先進国では絶対に起こりえない事態」との声明を発表した。
 京急電鉄の話 県条例等に従って必要な手続きを行い、近隣住民や環境に最大限配慮している。09年8月に住民説明会を開催しており、今後の開催も検討している。 

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